奨学金という名の借金

金銭教育 comments(0) trackbacks(0) 独立系ファイナンシャル・プランナー 
相澤 由佳
JUGEMテーマ:学問・学校

現在、専門学校での奨学金利用、返済の意識アップセミナーに取り組んでいます。

この授業を行うにつれ、本当に危機感を覚えます。

奨学金の返済は卒業した年の10月27日から始まりますが、連絡のつかない学生が毎年何人か発生します。
奨学金を親が管理して卒業。
返済も親が行うと子供は考えているが親はノータッチ。
手続きそのものが進まないまま、半年後の判定期間を迎えます。
3ヵ月の延滞で個人信用情報機関(俗称:ブラックリスト)に登録されてしまいます。

月額12万円の奨学金の場合、1年間で144万円2年間で288万円3年借りると432万円、4年間で576万円になります。
これを20年で返済する場合、23歳で就職すると43歳で完済となります。
個人信用情報機関の登録は完済後5年間は削除されません。
信用を取り戻せるのは48歳です。この年齢まで借入が制限されます。
クレジットカードが作れなかったり、住宅ローンなど各種ローンに制限がかかります。

奨学金借入を誰が決定したのか?
親であるケースがほとんどですが、この借金は子供の名義になります。
申し込んだ親と返済する子供の間で話合いがキチンとなされていない事が問題です。
卒業から始まる長期間の返済。
どのように返済するのか、親は返済を援助するのか、親子間で対応を合意しておく必要があるのです。

という事で、奨学金利用者の保護者向け授業が必要ではないかと学生課の先生と話しました。皆さんはどう思われますか?

日本学生支援機構(旧日本育英会)の6ヵ月延滞者は22年度末で18万1千人となっています。
 

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